ボウリング 両手投げにトライしようと思っている方へ

ボウリング 両手投げをしてきた経験から

両手投げには向き・不向きがある

多くの両手投げボウラーが、「片手投げ」から転向をした人だと思う。目指すは、ジェイソン・ベルモンテやオスク・パレルマのようなPBA両手投げトップボウラーのような「高速・高回転・鋭い曲がり」でのストライク量産、アベレージ増大だろう。

だが、俺は違う。

不慮の事故で負った背中の怪我の影響で片手投げが困難になったのだ。片手時代の末期のアベレージは「208点」だった。200に乗ったアベレージを飛び込み台にして、これからどんどんと外の公式戦に飛び出していこうと思った時に、眼前が真っ暗になるような怪我を負ったのだが、再度「飛び込み台」に乗るためには「両手投げに転向する」しか方法がなかったといえる。2018年6月のことである。

投げ方を変えてみて、自分の体格が「両手投げに向いていない」ということに衝撃を受けた。当然、参考にしたのはPBAの高速・高回転ボウラーだが、それをするには以下が問題になった。

1.右腕に比べて「左腕が短い」。左腕でボールを支え、狙い通りにトレースする際に不利になる。
2.カップリストができない。ボウリング以前にもアスリートとしていろいろなスポーツをしてきたが、付いた筋肉の影響でカップリストがやりにくい体質になってしまっている。無理にしたところ、腱鞘炎になりかけた。
3.上記2つの要因から、リリースによっては「ボールを落とし気味」になってしまう。実際、両手投げに転向した当初は、何度かファウルライン上にボールを落としてしまった。ちなみに「ファウルラインは意外と固い」もので、ファウルラインとボールが欠けてしまった。

動画サイトで両手投げをいろいろ見ると、同じ投げ方の人はいない。また片手の個々人の差異よりも大きな違いが各両手投げボウラーにはあるようだ。

そして、俺も「PBA選手を参考にした両手投げはできない」という結論がすぐに出てしまった。つまり、俺は俺だけの両手投げを試行錯誤しながら探さなければならないということだ。

また、両手投げを練習していく過程で、上記以上に「両手投げには向き不向きの体質や体格がある」ということを思い知ることになる。それに関しては、順を追って書いていこうと思っている。